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新型コロナ 自粛要請、新生活に影 県出身の首都圏進学者急きょ帰郷も - 信濃毎日新聞

 新型コロナウイルスの感染者確認が急増し始めた首都、東京。隣県でも不要不急の外出自粛要請が次々呼び掛けられた26日、信州から進学などで首都圏入りする若者たちも警戒を強め、急きょ実家に戻ったり、食料品の備蓄に走ったりと備え始めた。

 早稲田大に入学する長野市出身の小坂奈菜子さん(18)はこの日夜、急きょ都内から実家に帰ってきた。20日にアパートに引っ越したばかり。小池百合子都知事が「感染爆発の重大局面」と危機感を語った25日。「帰って来たら」と、慣れない東京での1人暮らしを心配する親の勧めもあって、決めた。

 大学は授業開始を5月中旬に延期。その大学自体も「再開後の授業をどう実施するかはまだアナウンスできない」(広報課)状況。小坂さんは「これからどうなるのか…」と困惑を隠さない。

 伊那市の小林大洋さん(18)も神奈川工科大(神奈川県厚木市)の入学式がなくなり、授業開始も延期。引っ越しの予定を延ばし、実家で様子を見ることにした。これまであまり危機感はなかったというが、「自分にも関わってきた」と実感する。

 「状況が悪化して、戻ってこられなくならないか」。長男が進学する神奈川県の大学も授業開始が5月に延期になったという飯山市の母親(57)は心配する。長男は実家で待機中だが、4月1〜7日の入学オリエンテーションの変更連絡はまだない。アパートにいても何もできないため、感染対策を万全にしていったん出向き、再び実家に戻って授業開始までやり過ごす予定というが、見通せない。

 スピードスケート選手で高校総体2連覇、世界ジュニア選手権で優勝した岡谷市の倉坪克拓さん(18)は、日本大進学のため27日に地元を出発し、東京都稲城市の寮に入る予定。4人部屋の集団生活。消毒液やマスクはできるだけ多く持参するつもりだが、「このタイミングでの上京。大丈夫なのか、ちょっと不安」と明かした。

 東京都武蔵野市にある県出身者向けの学生寮「信陽舎」。立教大の松井一史さん(21)=飯田市出身=の部屋を訪ねると、買いためたカップ麺や缶詰がずらり。小池都知事の外出自粛要請の会見をテレビで見て「緊急事態なのか」と、自転車でドラッグストアとスーパーをはしごした。閉店間際のスーパーはコメの棚がほとんど空だったという。

 同じ信陽舎で暮らす高千穂大の塚田泰史さん(21)=岡谷市出身=も都知事の会見後、スーパーへ。この日朝も大型店へ行ったが、寮生が共有して使うトイレットペーパーが買えなかった。2人とも4年生になっての本格的な授業開始は4月末〜5月初めの見込み。「就職活動に影響しないか」と気をもんでいる。

(3月27日)

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March 27, 2020 at 07:01AM
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