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魚沼市の市井晴也さん 移住生活の半生綴る 半農半林で“Uターン米” | 海老名・座間・綾瀬 | タウンニュース - タウンニュース

 綾瀬市内の商店で、1キロ700円で量り売りされる”魚沼産コシヒカリ”の玄米がある。同市から新潟県魚沼市に移住した市井晴也さんが生産する”Uターン米”だ。この市井さんの著書『半農半林で暮らしを立てる』が、3月19日に全国の書店に並んだ。

 著者の市井さんは現在53歳。大和市福田で生まれ10歳で綾瀬市寺尾中に引っ越し、大学生まで綾瀬市で育った。

 綾北小中から大和高校、日大文理学部を経て都内の環境系NGOなどに勤め1995年3月に結婚。渋谷区出身の妻・希さんと新潟に移住した。旧北魚沼郡守門村、現在の魚沼市北部、長岡市と接する山間部に暮らして25年になる。

四半世紀の経験

 市井さんは「炭焼きと農業」を生業にするために移住した。”移住定住”の先駆けともいえる25年前、「相談で訪れた新潟県庁で、守門村の森林組合を紹介された。組合長が村長さんで、働き口も住まいも決めて待ち受けてくれた」という。

 市井さんの住む福山新田地区は60軒ほどが暮らす中山間地にある。冬場の積雪は4m以上にもなる日本有数の豪雪地帯。森林組合の職員として林業に携わりながらコシヒカリを生産、休耕田も引き受ける現在は年間約15トンのコメを生産し、全国の顧客に産地直送で販売している。

 冬場は除雪車を操りながら1男2女を育て上げたが「今年の積雪は多くても80cm。仕事がほとんど無い」と嘆く。

 地域の交流人口を増やし、移住者を招く「福山新田山暮らし支援会」を4年前に集落の有志で立ち上げた。新規就農や移住の相談、支援、山暮らし体験ツアーなどを開催しながら林業との兼業農家を続けている。

 「今年で銀婚式。移住生活の集大成としての思いもあるが、こんな暮らしもあるよ、ということが伝われば嬉しい」と、新たな移住者の受け入れにも期待を寄せている。

ケガの功名

 出版社代表の土井二郎さんとは30年来の付き合い。かねてから執筆のオファーを受けていたものの引き受けるいとまがなかったが、昨年「チェンソーで足をケガしたことで時間ができた」と、数年越しの依頼を引き受けることにした。「本の完成を前に足のケガは完治した」という。

 著書では”田舎回帰トレンド”の先達として、自らの暮らしを余すところなく綴った。移住の動機や地元の木材を使った手作りの家づくり、こだわりのコメづくり、自然の中で実践した子育てなどを「12ヶ月の暮らし」と、季節の移ろいに沿って描いた。

顔見える関係

 市井さんのコメは綾瀬市小園の矢部商店(【電話】0467・78・3591)で売られている。店では本も購入できる。

 市井さんは「矢部商店さんは実家の近くにあるお店。地域を営業して後日連絡をくださったのが矢部さんでした。お客様と顔の見える関係を築きながら販売してくださる大切なお店。いいお店に売ってもらえて本当に良かった」と話している。

 市井さんの産直米が店舗で購入できるのは全国でもこの店だけという。

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March 19, 2020 at 10:00PM
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