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台風・浸水乗り越え再開! いわき・生活介護事業所「ポポロ」 - 福島民友

 「のぼり旗を見て来たよ。再開できて良かったね」。昨年10月の東日本台風で床上浸水の被害を受けた、いわき市平下平窪の生活介護事業所「ポポロ」が約半年ぶりに再開し、明るい声が店内に広がっている。看板商品の天然酵母パンや焼き菓子を買い求める常連客でにぎわい、地域とのつながりを取り戻し始めている。

 同事業所は、身体障害者や知的障害者の介護を行う通所施設で、1日約30人を受け入れている。利用者はパンやお菓子作り、牛乳パックを材料にした紙すきなどの作業に取り組む。

 昨年の台風では近所の河川が決壊、事業所に約1.2メートルの高さまで泥水が押し寄せた。利用者や職員は不在でけが人はいなかったが、送迎車や菓子作りで使用するオーブンなどは浸水した。

 利用者の居場所を確保しようと、災害後は同市のいわき福音協会が運営する福祉施設の作業所を間借りして利用者を受け入れ、3月30日に元の事業所で再開。「地域とつながる手段だった商品の販売を継続しよう」と、今月7日からはパンなどの販売も再開した。

 「いらっしゃいませ」。接客を担当する利用者の元気な声が響き渡る店頭には、約30種類のパンや焼き菓子が並び、香ばしい匂いが漂う。浸水被害を受ける前から常連だったという同市の自営業、女性(56)は「再開すると聞いて駆け付けた。またパンを買えてうれしい」と声を弾ませた。

 「温かい場所に」

 金野小百合所長(56)は、利用者の元気な姿に目を細める。事業所名「ポポロ」はイタリア語で「市民」を表す。利用者が地域に溶け込み、市民の一員になれるよう願いが込められている。「ここは地域と障害者が分け隔てなく関われる場所。大変な被害を受けたが、地域に根ざした温かい事業所にしたい」

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April 13, 2020 at 06:42AM
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