就職活動に時間を取られ、大学から足が遠のいたり、学業がおろそかになったりしていませんか？ 「最近、就活に追われているなあ」と感じたあなた、そんな時こそ「大学」に行きましょう。いまさら当たり前、と言わずに大学に足を延ばしてください。厳しい就活戦線を戦っている今だからこそ、学校生活を大切にしてほしいのです。
この記事のポイント
- ①就活も大学生活の一部。就活生だからこそ、大学に行こう！ 有益な情報を得られたり、初心を思い出せたりするかも？
- ②こまめに顔を出さなくても、最低限の連絡は必ずしよう。あなたを気にかけてくれる人に、就活の進捗と結果の連絡を
- ③「○○大学の――」といって就活しているあなたのホームは、あくまで「大学」。単位をほとんど取得していても「大学」を拠点に大学4年生を満喫しよう！
就職活動中こそ学校へ行こう！
普段の姿に戻ることで初心に帰れるかも
大学4年生となると、卒業単位をほぼ取得し終わっている人もいるでしょう。しかし、この時期は大学生活の終盤戦でもあります。その大切な時期を、家と合同説明会や応募企業との往復だけで終わらせてしまって良いのでしょうか？
「大学と就活どちらが大事か？」という単純なことではありません。そもそも就活も大学生活の一部。そう考えると大学はおろそかにできないはずです。就活が思うようにいかず、煮詰まっている時こそ、大学に行ってみてはいかがでしょうか。
改めて講義を受け、専門科目を学んだりすることが、あなたが本来やりたかったことを呼び覚ましたり、なぜ大学に入ろうと思ったのか、何を学びたかったのかなど、改めて初心に返る時間になるかもしれません。
学校での近況報告が就職活動を加速させる
知り合いとコミュニケーションをとることが休息となる
ゼミの教授への近況報告
大学に行った際は、ぜひ近況報告をしてください。まずはお世話になっているゼミの教授から。誰でも教え子は可愛いもので、その進路を気にしています。運動部に所属している場合は、監督やコーチに話してみるのも良いでしょう。
友人との“いつもの”会話
大学へ行き、友人とふと顔を合わせることもあると思います。その時はぜひゆっくり話す時間を作ってください。あなたにとって必要なのは、気の置けない人との会話です。多くの会話がリフレッシュとなり、就活に向かうエネルギーを蓄えることにつながるでしょう。
キャリアセンターで情報収集
もちろん、キャリアセンターに行くことも忘れずに。近年、多くの大学は進路指導に力を入れており、様々なサポートが受けられます。近況をキャリアドバイザーに話をするもよし、就職担当者に大学に来ている求人について聞いてみるもよし。大学に来ている求人はあなたの大学から採用する意欲の高い企業が多いので、何らかの有益な情報が見つかるかもしれません。
いま一番身近な「社会」、アルバイト先
また、アルバイト先などに顔を出すのも良いでしょう。アルバイト先は、実はあなたにとって一番身近な「会社」ではないでしょうか。アルバイト先の社員や先輩のパートの人たちは、あなたから見れば社会人の先輩です。
大学やアルバイト先など、勝手知ったる場所に少し立ち寄るだけで、就活戦線を生き抜こうとしているあなたの心境に、良い変化が起こるのではないでしょうか。
就職活動が忙しくても、学校関係者への不義理は避けよう
面倒だからといって疎かにするなど不義理には注意しましょう
さて、これまでは「顔を出すことの効果」についてお伝えしてきましたが、反面、顔を一切出さない、不義理を働くとどうなるか考えてみましょう。
「就活で忙しいから」と急にお世話になった先生や友人への連絡を一切断ってしまうのは、避けたいものです。卒論の指導など、これからもお世話になる先生には最低限の連絡を入れていく必要があります。
こまめに顔は出せなくても、いつくらいに大学に行けるか、今の進捗はどの程度かなど、簡単な連絡はできるはずです。また情報を提供してもらったキャリアアドバイザーや就職担当者など、お世話になった人に進捗の報告や結果の連絡をすることは社会人になっても大切なことです。あなたが忙しくしていることは重々承知ですが、あなたを気にかけてくれている人たちに一言伝える、この気遣いが大切なのです。
これは社会人になっても同じことです。それまでお世話になっていた人たちに対し、急に連絡を絶ち、姿を消してしまったりするのは良くないことです。
参加できなくても連絡を取り続けることはできますし、参加できない旨を一言伝えることはできます。その気遣い一つあるかないかが、あなたの評価を分けることになるのです。
学校は初心に返り就職活動のための英気を養うパワースポット
キャンパスこそが最高のパワースポット
先程、講義を受けることが「本来やりたかったことを呼び覚ましたり、何を学びたかったのかなど改めて初心に返ったりする機会になるかもしれない」というお話をしました。また、「友人とキャンパスで会うことでリフレッシュする良い時間になる」という話もしました。
ここまで話をしてきて気づいた人もいるかもしれませんが、大学はあなたにとっての「ホーム」です。あなたは「○○大学の――」といって就活するわけですから、拠点にするべき場所は「大学」なのです。
就活は孤独です。だからこそホームに帰ることで英気を養い、就活へのモチベーションを高めましょう。
【まとめ】就職活動も学校も、全力で駆け抜けよう
短い“大学4年生”の時期を、心ゆくまで満喫しよう
大学に熱心に通うのは3年生まで、という学生がいます。3年生までのほとんどの単位を取得し、4年生は就活に没頭するというパターンがそれです。
しかし就活の場面では、ある意味それまで以上に大学を意識することになります。最後の一年間、「ホーム」を意識し、勉強も就活も全力で駆け抜けてみてはいかがでしょうか。
4年間たっぷり通った思い入れある大学になったら、卒業後もきっと、ふとした時に訪れたくなるホームになりますよ。
この記事を書いたライター
社会人デビュー後、畑違いの仕事ばかりをして現職に落ち着く。中学生の息子と二人三脚で頑張るシングルマザー。趣味は、仕事以外に趣味がない自分を変えたくて始めたゴルフ。今は一つの趣味にすぎないが将来は「特技」になる予定。スピードより心に響く仕事を心がけています。
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April 12, 2020 at 06:03AM
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