国内
4日に改定された「基本的対処方針」。
対象地域は全国のまま延長。
東京や大阪など、特定警戒都道府県は新たな追加は見送る。
それから「新しい生活様式」をもとに、行動制限を一部緩和する。
加藤綾子キャスター「延長はするものの、一部では行動制限を緩和しますということだが、別所さんは、どう思われますか」
別所哲也氏「最初違和感があったんですよね。延長する以上はこれまでどおりではまだまだいけないので、より引き締めるために何かがあるのかと思いきや緩和をすると。でもポジティブに考えたら、実際に起きていることが具体的に地域、地域でわかってきたので、メリハリをつけようと。それからわたしたちの行動様式もある一定は、認められたのかなという気もします。ただ、長期戦に備えるということですから、ゆっくり、欧米型のようにはもともとできなかったので、きちんとその部分に向き合って、緩やかではあるけれども引き続き頑張ろうということかなと」
感染者数も各県でばらつきがある中で、大丈夫そうなところは少しずつ経済をということだと思うが、気になるのが「新しい生活様式」をもとに行動制限を一部緩和。
この「新しい生活様式」とは一体、どういったものなのか。
まず、人との間隔は極力2メートル空ける。
ソーシャルディスタンス。
手洗いをしっかりしましょう。
石けんで30秒かけて丁寧に洗うこと。
換気はこまめにすること。
そして、行動のところは、誰とどこで会ったかをメモする、記録するという項目がある。
食事は横並び。向かい合わない。
買い物は、通販や電子決済を利用。
硬貨での直接の受け渡しはやめましょうということ。
公園はすいた時間を選ぶ。
公共交通機関での会話は控えめに。
帰省や旅行は控えめに。
冠婚葬祭などの大人数での会食を避ける。
会議はオンラインなど。
毎朝、家族で体温を測定。
加藤キャスター「これまで言われてきたことと重複する部分も多いが、二木さん、誰とどこで会ったのかメモをするというのは、これは感染経路をたどるためにということでしょうか」
昭和大学医学部・二木芳人客員教授「そのとおりです。いったん感染が起こったときに結構、保健所のほうから聞き取りをするんですが、大変なんです。そういうところからひも付きをしやすくすると。クラスター対策をするときも同じです。うっかり僕らも誰と会ったか忘れちゃいますよね。ちゃんとそういう習慣をつけるということは、対策に役立つと思います」
加藤キャスター「風間さん、このタイミングでこうした具体的な行動を求めるというのは、どんな狙いがあってのことだと思われますか」
フジテレビ・風間晋解説委員「素人目に見て、新規感染者の数というのはやっぱり、減少傾向にあるような気がしませんか? 国民の協力が評価されるべきだと思いますが、もういいじゃないという気持ちにもなりやすいので、そうなっちゃうと元の木阿弥(もくあみ)になってしまいますよというところで、微妙に緩めつつも、でも緩まないようにしなきゃいけないという」
加藤キャスター「そのバランスが風間さん難しいですよね。一部は行動制限を解除というか少しずつ経済をという気持ちも伝わってくるけども」
風間解説委員「そのためには具体的に言ってもらったほうが楽なんですよね。そこら辺をやっぱり役所はよくわかってるんだろうなと思います」
"生活" - Google ニュース
May 04, 2020 at 04:52PM
https://www.fnn.jp/articles/-/39161
「緊急事態宣言」31日まで延長 「新しい生活様式」できる? - FNNプライムオンライン
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