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コロナ学生生活に影 - 読売新聞

 

 アルバイト先の休業で生活費の工面が困難になるなど、新型コロナウイルスは県内の学生たちの生活にも影を落とした。就職戦線でもウェブ面接など新たな採用手法への対応を迫られ、内定取り消しも発生しているという。(加藤哲大)

 「バイト収入がなくなり、生活費を切り詰めている」。険しい表情で話すのは、福島大人間発達文化学類4年の男子学生(21)だ。

 自宅は家賃約4万円のアパート。月約8万円の貸与型奨学金に、福島市内のバーでのバイト代約5万円を加えてやり繰りしてきたが、バーが4月中旬から休業し、貴重な収入減を失った。

 バーは今月中旬に再開したものの営業時間を大幅に短縮しており、いつから働けるか分からない。「節約するしかない」と、スーパーで買う食肉は最も安い鶏の胸肉にしている。具がネギだけのチャーハンも作ってみたが味気なく、切ない気持ちになる。

 困窮学生支援のため、国は住民税非課税世帯の学生に20万円、それ以外の学生に10万円を給付する。男子学生は「10万円は大きい。とにかく早くほしい」と支給を渇望している。

 就職活動の変貌へんぼうも激しい。メーカーなどで選考が進む同大経済経営学類4年の男子学生(22)は、3月中旬以降に受けた企業の選考は全て、オンライン方式だった。面接者と互いに画面で向き合うが、カメラは画面の枠外の上部についており、うまく目線が合わない。「相手の反応や手応えがわかりにくい」と困惑が続く。

 周囲では、最終面接の直前で選考が中止になったり、3社から内定を取り消されたりした学生もいる。「皆、『内定が一つでは安心できない』という雰囲気。不安感から内定しても就活を続ける人が多い」と語る。

 一方、この男子学生は、感染拡大により在宅勤務が広がるなど働き方が大きく変化するのを見て、志望先を変更した。内定をもらっていたベンチャー企業が、従前通りの社内勤務を続けていると知ってがっかりしたからだ。「新型コロナウイルスによって、人を大事にする会社や働き方が柔軟な会社を見つめ直すようになった」という。

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May 31, 2020 at 03:00AM
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