路上生活者シェルター密集に苦慮｜NHK 関西のニュース - nhk.or.jp

新型コロナウィルスの感染拡大を受けて、大阪・西成区にある路上で生活する人たちが一時的に寝泊まりするシェルターでは、ベッドが密集する構造になっていることから、発熱した人を隔離するスペースを設けるなど対策を進めるとともに一部の利用者を別の宿泊施設に移動させられないか、大阪市に求めています。

大阪・西成区にある「あいりんシェルター」は、大阪市の委託事業として路上で生活している人などが一時的に寝泊まりできる場所を提供しています。
シェルターには２段ベッドが所狭しと並び、最大で５００人ほどが寝泊まりでき、現在はおよそ２５０人が利用していて、密集した状態を避けることができません。
このためシェルターでは、フロアの一角をカーテンで区切って、発熱した人が出た場合に隔離した状態で過ごしてもらえるようにしたほか入り口で体温をはかるなどの対策をとっています。
その上で、密集を和らげるために、別の宿泊施設を確保して一部の利用者を移動させられないか、大阪市に要望しているということです。
シェルターを運営する釜ヶ崎支援機構の山中秀俊さんは「年度が変わる時期は例年、シェルターの利用者が増える時期だ。行政には路上で生活する人たちへの支援にも力を入れて欲しい」と話していました。

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May 06, 2020 at 05:58PM
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