
入社の延期を余儀なくされ、その苦悩を語った女性=羽島市内
岐阜県内の短大を卒業し、新しく始まる社会人生活を控え希望に胸を膨らませていた女性(20)に3月中旬、就職内定先の会社からメールが届いた。新型コロナウイルスの感染防止を理由に入社日の延期を知らせる一斉メールだった。4月中旬に延期された入社日は再び延期に。「この先、どうなってしまうのか」。将来への不安、会社への不信感が募り、アパートに閉じこもった。女性は結局入社を断念、新しい道を探している。
女性には、モノづくりに携わる仕事がしたいという夢があった。昨年秋、愛知県内の建築会社から内定を得た。年が明けて1、2月、社内の研修にも参加した。
だが、コロナで状況が一変した。まさかの入社延期を告げられ、1人暮らしをしていた岐阜県内のアパートから愛知県内に引っ越しするつもりだったが取りやめた。入社するまで給料は出ないため、アパートの家賃や生活費は実家の親に頼らざるを得なかった。先のことを考えると「ただ心配だった」。
5月中旬、会社への出社日が設けられた。「内定者から不満の問い合わせが相次いだためではないか」と女性は想像する。同じ境遇の内定者十数人が参加していた。
入社の延期を強いる会社に不信感を募らせていた女性は会社の幹部と面談した際、会社側の対応に疑問を漏らした。すると、逆に注意を受けた。あまりのショックに、帰りの電車の中で涙がこぼれた。以来、会社とは連絡を取っていない。結局、入社は断念した。
ハローワークなどに相談すると、「別の就職先を当たった方が良いのでは」とアドバイスを受けた。新型コロナの影響で離職や内定取り消しを受けた人たちを羽島市が会計年度任用職員として募集することを知り、応募した。
女性は採用され、6月から保険年金課でパソコンにデータを入力する業務に就いた。
任用職員の期限は来年3月末まで。以前は建築関係の仕事を志望していたが、今は「職業経験を積んで、自分の適性をしっかり知ることが大事」と気持ちを切り替えた。「羽島市役所での経験を生かし、職業を幅広く考える機会にしたい。今後の人生のプラスにする」と前を向く。
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June 28, 2020 at 06:07AM
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社会人新生活、コロナで暗転 内定先が入社延期重ねる - 岐阜新聞
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