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「食いつなぐしか…」生活苦、頼りは無利子融資 コロナ禍で道社協に申請急増 追加借り入れも続々(北海道新聞) - Yahoo!ニュース

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で、北海道社会福祉協議会(道社協)が休業・失業者に生活資金を無利子で貸し付ける各種資金への申請が急増している。20万円まで借りられる「緊急小口資金」だけでは生活が立て直せず、さらに60万円まで借りられる「総合支援資金」を申請する世帯も後を絶たない。申請者は元の生活に戻る道筋が見えないまま、不安を募らせる。

月収10分の1に

 「生活が好転するイメージが沸かない。ずるずると生活がだめになりそうで怖い」。6月上旬、石狩市社会福祉協議会の窓口。石狩市の自営業の女性(37)は総合支援資金60万円の申請に訪れ、こうつぶやいた。  会社員の夫と共働きで5人家族。化粧品を仕入れて販売する仕事は感染拡大の影響で需要が落ち込み、頼みの綱だった展示会は軒並み中止になった。スーパー銭湯での即売も感染防止を理由に出入り禁止となり、月収は10分の1に減った。  4月に借りた緊急小口資金20万円はすべて、光熱費や賃貸住宅の家賃に消えた。夫の収入も決して多くはなく、「夫婦2人の収入があって初めて普通の生活ができた。貯蓄も少なく、さらに60万円を借りて食いつなぐしかない」と漏らす。  道社協の資金支援は二段構えで、申請者は自営業者や飲食店従業員、タクシー運転手、フリーランスなどあらゆる業種に広がる。  一段目は手続きが簡単で「急場しのぎ」となる緊急小口資金だ。無利子で20万円まで借りられ、従来は低所得世帯を対象とした制度だったが、新型ウイルスによる休業や減収で一時的に生活資金に困った世帯も対象となった。

札幌で日に400件

 道社協によると、貸し付けは5月末までに1万8千件、計32億円に上る。うち6割超を占める札幌市社会福祉協議会では申請が400件を超えた日もあった。感染防止のため、手続きを郵送に切り替えた現在も1日100件程度の申請があるといい、臨時職員を雇って対応している。  二段目の総合支援資金は、失業や減収した人を対象に最大で単身世帯に月15万円、2人以上世帯に月20万円を無利子で原則3カ月間貸し付ける。必要な場合は就労支援や家計指導も行い、完済を促う。申請者は札幌市だけで4月から今月9日までに2163件に上り、支給期間を4カ月以上に延ばすよう求める人もいるという。  函館市社会福祉協議会では、4月に4件だった総合支援資金の申請が5月中旬以降急増し、今月9日までに82件に達した。窓口を増やして対応し、担当者は「休業要請の解除後も収入減が続く人がいる。小口資金だけでは足りなく、総合資金を申請する人が多い。今後も増える」とみる。

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June 12, 2020 at 09:33AM
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