そもそも今回の留学は芝居における演技力の向上のために行ったわけではないそう。「『なんで役者なのにブロードウェイを観にいかないの?』とよく言われたのですが、ブロードウェイのチケットはなかなか取れないし、高い!現地での生活は金銭的に余裕もないなかだったので(笑)。僕が観たかったのはリアルなニューヨーク。観光地にもほとんど行っていません。お芝居の学校に行くことも一時期は考えましたけど、それよりまずは英語力だなと。元々、お芝居は我流でやってきましたし、お芝居を“学ぶ”という意識はなかった。イチ “人間”としてニューヨークで生きてました」。
現地では語学学校に通い、友人と過ごす日々を送った。「朝起きて学校に行って13時までは授業。友達とランチタイムが被ったら一緒に食べたり、スケボーしたり…仕事の終わった友達とまた落ち合って、ご飯食べて飲んで…。日本語をしゃべってしまわないように日本人とは極力、一緒にいないようにしていました。現地のアメリカ人ばかりとつるんでいて、彼らの会話のスピードについていこうと必死になっていたので耳は良くなったと思います。しゃべるのはなかなか、難しいです」と言語の壁にぶつかりながらも、とにかく“自由”。日本では考えられないほどに何にも囚われない時間を満喫したようだ。
世界中からさまざまな人種、文化が交錯する都市は彼の目にはどう映ったのか。「楽しいことがほとんど。街自体もオシャレで、道路の舗装も電車の中も汚いけどそれもまたいい。ただ、本当に変な人が多い! 夜も一人で歩いてたら怖いので、酔っ払っていちゃだめな街です。あとは、人に対する礼儀とかレディファーストを態度で示すことが日本ではあまり浸透していないけど、ドアを開けたり荷物を持ってあげたり、そういうところが徹底していたので感動しました。自分も日本でやっていきたいです」と話す。
「アメリカではのびのびしてました。こんなにも縛られないんだって。普段もそこまで縛られていたつもりはないですが、誰も自分のことを知らないじゃないですか。こんなにも一人の人間として普通でいられることってなかなかないから楽しかった。現地の人から『君はなにしてる人なの?』って聞かれたときは、仮に“アクター”とかいっても僕の出演作品は知らないだろうし、『スケーター』って答えてました(笑)」。誰も自分を知らない、何者という肩書もない、そんな生活を目いっぱい謳歌したようだ。
だが充実の日々から、新型コロナウイルスが猛威を奮った。ニューヨークは3月からロックダウンに突入。「本当につまらない生活になってしまいましたね。テイクアウトとウーバーイーツばかりで、電車にも乗りたくないから、自転車を使って。う~ん…という感じです。なにがいいのか、悪いのか。自分も(コロナに)かかっているかもしれない、という不安もありました」と本音をのぞかせる。
「レストランもバーもやってない。学校もオンライン授業だし、ニューヨークに居る意義がなくなってしまったので帰ることにしました。帰りの飛行機が一番怖かったです。誰も乗ってなかったけど手袋して、工事で使うようなメガネをして、特殊なマスクをして乗りました。除菌シートで色々拭いて、機内でも何も食べず、水でしのぎました」。できることならば「もう少しいたかった」と少し悔いも残しながら帰国に至った。
■久々のドラマ撮影に緊張「ぎこちない芝居をみていただきたい」
今回、野村が久々にドラマ出演する今作はコミック雑誌『グランドジャンプ』(集英社刊)で連載されていた人気漫画『DIVERに-組対潜入班-』を実写化。主演・福士蒼汰の演じる元犯罪者で今は極秘で結成された『潜入捜査チーム(通称D班)』の一員として捜査を行う“ダークヒーロー”黒沢兵悟(くろさわ・ひょうご)のライバル的存在、佐根村将(さねむら・しょう)を演じている。
元自衛官という役作りもあってか、体格も少しガッチリとした印象だ。「アメリカ太りと、コロナ太り(笑)」と自虐しつつ、「まずこの1年で増えた体重を一回落として筋肉をつけるようにしました。例えば猟奇的な殺人鬼みたいな、内面的につくりあげていかなければいけない役だったらしんどかったと思いますけど、今回はそういった役ではなかったのでね」と見た目から佐根村役を作り上げた。
「見どころとしては、細かいことを言ってしまうとネタバレになってしまうぐらい色んな伏線が沢山張り巡らされた作品なので、とりあえず5話しかないし、全部見て欲しい(笑)。苦労したところでいうと、元自衛官としてしっかりした言い回しをしないといけないという点には慣れるのには時間はかかりました。アクションシーンでは福士くんと身長差があったので、そこをカバーしつつカッコよく立ち回るのが大変でした。
アクションもそうですけど、現代社会にリアルに潜む重い題材をしっかり書き上げてます。そして久々の僕のぎこちない芝居をみていただきたいです。最初のシーンとか手が震えているので(笑)」とジョークを交えながらもアピール。パワーアップして帰ってきた野村の久々の連ドラで魅せる躍動に注目だ。
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September 28, 2020 at 06:00AM
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野村周平、“何者でもない”NY生活を謳歌 ロックダウンの街も経験「もう少しいたかった」:紀伊民報AGARA - 紀伊民報
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