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そごう・西武などで元日初売り、家電量販店もにぎわい - 日本経済新聞

そごう・西武などで1日、初売りが始まった。店舗では開店前から福袋を買い求める人で行列ができた。2023年は3年ぶりに行動制限のない正月となり、元日の小売店にも活気が戻った。来店客数が前年を大きく上回る店舗もあり、初売り商戦は好調な滑り出しとなっている。

西武池袋本店(東京・豊島)は開店前から多くの人が列をなし、予定より30分早い午前9時30分に開店した。3年ぶりに行動制限のない年明けとなり、来店客数は正午時点で前年の約1.5倍に増えた。夫婦で中華料理店「聘珍楼(へいちんろう)」の福袋を買いに来たという埼玉県戸田市在住の遠藤光憲さん(72)は「初売りで福袋を買うのが新年最初の楽しみ」と笑顔を見せ、食品売り場や紳士服の福袋売り場を中心に盛況となった。

今年は食品の福袋が特に人気だ。とんかつ「まい泉」など人気の11ブランドは混雑を避けるため催事場での販売となり、約2370個用意した福袋は午前中で完売した。洋菓子の福袋を買いに来た練馬区に住む50代の会社員女性は「福袋は安くて気軽に色々な種類が試せるのでお得。スーパーの食品が値上がりするなか、福袋やセールなど食品を安く買える機会は貴重」と話した。

同店では3年ぶりに縁起菓子の配布や伝統芸能のステージなどイベントも開いた。久保田俊樹店長は「想定以上に来店客が多く、ほっとしている。インバウンド(訪日外国人)も戻ってきており、今年1年ではコロナ禍前の19年並みの売り上げに戻したい」と意気込んだ。1日の売り上げは前年比10%増を見込んでいる。

家電量販店も福袋を買い求める人でにぎわいを見せた。ビックカメラ有楽町店(東京・千代田)は予定より10分早い9時50分に開店した。テレビやパソコン、ゲーム機などを割安で買うことのできる「福箱」を求め、開店前から約450人が並んだ。ビックカメラの担当者は「1年前と比べて行列が増えた印象」という。

商業施設「ららぽーと」や各地のアウトレット施設などでも初売りが始まった。2日には三越伊勢丹高島屋も初売りを開催し、各社のセールが本格化する。新型コロナウイルスの感染拡大への懸念が高まるが、各社は感染対策を徹底しながら今年一年の景気づけとなる初売りへ期待感を高めている。

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