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リーガロイヤル大阪売却、カナダ系投資会社へ 運営継続 - 日本経済新聞

ロイヤルホテルは20日、主力のリーガロイヤルホテル(大阪市)の土地と建物をカナダ系の不動産投資会社に売却すると発表した。土地・建物の売却額は非公表だが、500億円台半ばとみられる。売却後も運営を受託して営業を続ける。不動産投資会社はロイヤルホテルに約3割出資して筆頭株主になる。新型コロナウイルス禍で悪化していた財務体質を改善し、リニューアルして海外富裕層らの取り込みを狙う。

リーガロイヤルホテルは1000室以上の客室を持ち、大阪を代表する高級ホテルのひとつ。カナダの大手生命保険会社傘下の不動産投資会社であるベントール・グリーンオーク・グループ(BGO)に土地と建物の信託受益権などを3月末に譲渡する。BGOは取得後に135億円を投じて2025年3月までに客室や宴会場など大規模な改修を実施する。

世界最大級のホテル運営会社であるインターコンチネンタル・ホテルズ・グループ(IHG)とも提携し、「リーガロイヤルホテル(大阪)―ヴィニェット・コレクション」として25年にリニューアルする。IHGの販売網を活用して海外から幅広く集客する。

BGOは前身のグリーンオークを含めて日本で約7000億円の投資実績がある。19年には武田薬品工業の大阪本社ビルなどを購入した。BGOはホテル不動産の購入と併せて、ロイヤルホテル本体にも出資する。約33%の筆頭株主となり、代表取締役1人を含む取締役2人の指名権も得る。

ロイヤルホテルはコロナ禍で収益が落ち込み、財務体質の見直しが急務となっていた。22年3月に優先株を発行して100億円を調達し、同月末時点で約320億円の有利子負債を抱えていた。不動産の売却で得た資金で借入金を全額返済するほか、日本政策投資銀行(DBJ)などが保有する優先株も償還する。

ロイヤルホテルは今回の売却を機に運営特化型にかじを切る。新規ホテル運営の受託にあたっては、BGOが今後日本で投資するホテルの一部の運営委託をロイヤルホテルが優先的に受けることでも合意しているという。

リーガロイヤルホテルは改修とIHGからの送客で客室単価の向上を見込む。取材に応じたロイヤルホテルの蔭山秀一社長は「ローカルのブランドの伝統や良さを最大限残し、IHGの持つ顧客層やシステムを我々のホテルに埋め込む」と今回の提携の狙いについて話した。

また、蔭山社長は「万博やIR(統合型リゾート)で大阪が盛り上がっていく中、建物の老朽化が顕著で、営業を続けながら改修するためにはこのタイミングがぎりぎりだった。大阪の人の期待に応えるような高級ホテルにする」と述べた。

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