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原子炉圧力容器、底に穴か 「制御棒駆動機構」が一部脱落 | 共同通信 - 共同通信

福島第1原発1号機の原子炉圧力容器の底部。右下は容器の底に開いた穴の可能性がある空間。デブリとみられる塊(右上)が制御棒駆動機構の一部に付着している=3月(国際廃炉研究開発機構提供)

 東京電力は福島第1原発1号機の原子炉格納容器内部調査で、原子炉圧力容器底部にある「制御棒駆動機構」の一部が脱落し、圧力容器の底に穴が開いた可能性があるとの見方を示した。溶融核燃料(デブリ)とみられる塊が付着しており、東電は「デブリの熱で圧力容器に穴が開いた」とみている。

 東電によると、制御棒駆動機構は原子炉の出力を調整する制御棒を、圧力容器の下側から出し入れする設備。長さ約4メートルの筒の束が正常な位置から下がり、一部は格納容器の底部に落ちていた。

 カメラで周囲を撮影すると、何も写らない空間があり、圧力容器の底に穴が開いていることが示唆されるという。

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