新年度最初の月曜日となった3日、企業や官公庁で一斉に入社式が開かれた。新型コロナウイルスの感染拡大が始まって4度目の春、多くの新入社員や職員が希望と決意を胸に式へ臨んだ。3月にマスク着用ルールが緩和されたこともあり、コロナ禍前と同様の「ノーマスクの対面式」での実施が目立った。
関西電力では大阪市北区の本店で、新入社員264人が出席して入社式が行われた。
同社は、事業者向け電力販売などで顧客獲得を制限するカルテルを他の大手電力と結ぶなどした不祥事が問題に。新入社員を代表し、石原聡啓(としひろ)さん(24)が「より公正、誠実な関西電力を実現できるよう全力を尽くす」と述べた。
マスク着用は「個人の判断」に任せ、出席した新入社員はほとんどが着用せず、役員もノーマスクで臨んだ。
パナソニックホールディングスは、一部の事業会社と合同で大阪府門真市の本社において、新入社員約80人が参加する入社式を開催。新入社員対象に事前に抗原検査を行った上で、マスク不要の式を行った。新入社員がオンラインの画面やマスクに隔てられることなく顔を合わせて式を行うのは、持ち株会社化前からを含め4年ぶりとなった。
りそなグループは6社合同の対面での入社式を開催し、東京と大阪の会場をオンラインで結んだ。東西約520人がマスクを着用して参加した。
JR西日本は大阪府吹田市の社員研修センターで行った入社式に472人の新入社員がそろった。対面式は2年連続。長谷川一明社長は「地域とのつながりを持つ企業として、お客さま視点での結びつきを進化させることが存在意義だ」と訓示し、平成17年の福知山線脱線事故の教訓を重く受け止めるよう呼びかけた。
2025年大阪・関西万博を運営する「日本国際博覧会協会(万博協会)」も、大阪市内で新職員の入所式を開催した。既存人員の入れ替え59人を含め、192人が1日付で民間企業や自治体などからの出向で加わり、643人体制に拡大。令和7年4月の万博開幕まで約2年と迫り、人員を大幅に増やして開幕への準備作業を加速する。式には公式キャラクター「ミャクミャク」も登場した。
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