中国の電子商取引大手 アリババグループはクラウド事業部門のスピンオフ(分離・独立)計画を取りやめた。アリババは中国向けの先端半導体を巡る米国の規制強化が影響したとしている。16日の株式市場で同社の米国預託証券(ADR)は下落。一時10%安となった。
アリババは当初、クラウドサービス事業を切り離し、最終的には同事業の株式上場を目指していた。同社は、先端半導体輸出に対する最近の米国の規制拡大によって「クラウド・インテリジェンス・グループの見通しに不確実さが生じた」と声明で指摘、これに伴い同グループの「完全なスピンオフは進めず、流動的な状況下での持続可能な成長モデルの開発に注力することを決定した」と説明した。
ニューヨーク時間午前11時47時点でアリババのADRは前日比9.5%安の78.83ドル。一時78.23ドルまで売り込まれた。
フォーサイス・バー・アジアのリサーチアナリスト、ウィラー・チェン氏は今回の発表は「市場にとって大きなサプライズのはず。以前の明確なスピンオフの見通しとかなり対照的だ」と述べ、「比較的弱い市場の状況を考慮してもスピンオフ中止というのは市場を困惑させる」と続けた。
アリババはまた、食料品チェーン部門、盒馬の新規株式公開(IPO)計画も中断することを明らかにした。
参考記事:
- アリババ:2Q収入、市場予想とほぼ同じ:スナップショット

原題: Alibaba Nixes Cloud Spinoff After US Blocks AI Chips From China
Alibaba Tumbles After Nixing Cloud Spinoff on US Chip Curbs
(抜粋)
(株価などを加えて更新します)
from ビジネス - 最新 - Google ニュース https://ift.tt/VWYsOiS
via IFTTT
Bagikan Berita Ini
0 Response to "アリババ株下落、一時10%安-クラウド部門のスピンオフ計画中止 - Bloomberg - ブルームバーグ"
Post a Comment