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日経平均は小幅続落、手掛かり乏しく需給が綱引き 個別物色は活発 - ロイター (Reuters Japan)

日経平均は小幅続落、手掛かり乏しく需給が綱引き 個別物色は活発

 3月26日、東京株式市場で日経平均は、前営業日比16円09銭安の4万0398円03銭と小幅に続落して取引を終えた。写真は都内で2020年10月撮影(2024 ロイター/Issei Kato)

[東京 26日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は、前営業日比16円09銭安の4万0398円03銭と小幅に続落して取引を終えた。手掛かりに乏しい中、期末の需給面での売買が綱引きとなり、方向感を欠いた。一方、個別材料に基づく物色は活発だった。

日経平均は前営業日比69円安と小幅安でスタートした後は、一時115円高に上昇した一方、一時133円安に下落し、前日終値を挟んだ上下動が続いた。市場では「短期的に材料に乏しい中、リバランスや指数の銘柄入れ替えなど需給イベントが重なることや、為替介入への警戒感で上値を追いにくい。一方、配当狙いの買いは支えになった」(フィリップ証券の増沢丈彦・株式部トレーディング・ヘッド)との声が聞かれた。

国内の半導体関連株は底堅く「引き続きエヌビディア株の動向が重視されているようだ」(国内証券のストラテジスト)との見方があった。前日の米国市場では米フィラデルフィア半導体指数(SOX指数)が小安かった一方、エヌビディア(NVDA.O), opens new tab株は小じっかりだった。ドル/円は151円前半で高止まりし、円安の一服は輸出関連株の上値を抑えた。

TOPIXは0.11%高の2780.80ポイントで取引を終えた。東証プライム市場指数は前営業日比0.11%高の1431.29ポイントだった。プライム市場の売買代金は4兆3525億4500万円だった。東証33業種では、値上がりは保険や機械、医薬品など19業種で、値下がりは陸運や石油・石炭製品、パルプ・紙など14業種だった。

個別物色は活発だった。政府が、英国・イタリアと共同開発する次期戦闘機の第三国への輸出を解禁する方針を閣議決定したと伝わり、三菱重工業(7011.T), opens new tabが上場来高値を更新。来期の営業黒字化の観測報道があったIHI(7013.T), opens new tabや、利益・配当予想を上方修正したあみやき亭(2753.T), opens new tabは大幅高だった。一方、日産自動車(7201.T), opens new tabや東急(9005.T), opens new tabは、中期経営計画の物足りなさが意識されて軟調だった。
新興株式市場は、東証グロース市場250指数が0.83%安の744.03ポイントと、3日続落した。上場2日目のイシン(143A.T), opens new tabの初値は公開価格の2倍の2234円で、初値を下回る2045円で取引を終えた。
新規上場のL is B(145A.T), opens new tabの初値は公開価格を39.7%上回る1553円、終値は1435円。ソラコム(147A.T), opens new tabの初値は公開価格を79.6%上回る1563円で、終値は1338円。ハッチ・ワーク(148A.T), opens new tabは初値が公開価格を30.3%上回る2815円で終値はストップ高の3315円。JSH(150A.T), opens new tabは公開価格を95.8%上回る893円が初値で、終値は806円だった。

東証プライム市場の騰落数は、値上がりが868銘柄(52%)、値下がりは734銘柄(44%)、変わらずは53銘柄(3%)だった。

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