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米ISM製造業指数、再び縮小圏-仕入れ価格は22年以来の高水準 - ブルームバーグ

米供給管理協会(ISM)が発表した4月の製造業総合景況指数は需要減退が響いて低下し、再び縮小圏に転じた。一方で仕入れ価格は2022年にインフレがピークに達して以降で最も高い水準となった。

キーポイント
  • ISM製造業総合景況指数は前月比1.1ポイント低下の49.2
    • ブルームバーグがまとめたエコノミスト予想中央値は50
    • 前月は50.3
    • 50が活動の拡大と縮小の境目
US Factory Activity Slows as Prices Climb | ISM index slips back below 50, while gauge of prices-paid accelerates

  仕入れ価格指数は2カ月連続で上昇し、インフレ圧力の根強さを示唆。4月は前月比で5.1ポイント上昇の60.9と、22年6月以来の高水準となった。

  前月に大きく上昇していた生産指数は3.3ポイント低下。新規受注の指数は再び縮小圏に沈んだ。

  米国の製造業は今年に入って一部に明るい兆しが見えていたが、4月のISM指数では勢いを維持することの難しさが示唆された。製造業者は金利上昇や仕入れコストの高止まり、外国市場の低迷といった逆風に引き続き直面している。

  ISM製造業調査委員会のティモシー・フィオレ会長は「需要は依然として回復の初期段階にあり、状況改善の兆しが続いている」と発表文で指摘。「サプライヤーは引き続き生産能力を有しているが、原材料サプライチェーンの混乱により、リードタイム(発注から納品までの時間)の改善に取り組んでいる」と述べた。

  業種別では、機械、家具、木製品など7つのセクターが活動縮小を報告。9業種は拡大した。

  ISMによると、外国顧客からの受注は3カ月ぶりに減少し、受注残は一段と速いペースで縮小した。

  顧客在庫は縮小ペースが鈍化し、工場在庫は前月と同水準だった。

  雇用に関する指数は7カ月連続で縮小した。ただ、縮小ペースは鈍化した。

  統計の詳細は表をご覧ください。

原題: US Factory Activity Shrinks With Price Gauge Highest Since 2022、April US ISM Manufacturing Falls to 49.2, Below Est.(抜粋)

(統計の詳細をさらに追加して更新します)

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