米供給管理協会(ISM)が発表した4月の製造業総合景況指数は需要減退が響いて低下し、再び縮小圏に転じた。一方で仕入れ価格は2022年にインフレがピークに達して以降で最も高い水準となった。
キーポイント |
---|
|
仕入れ価格指数は2カ月連続で上昇し、インフレ圧力の根強さを示唆。4月は前月比で5.1ポイント上昇の60.9と、22年6月以来の高水準となった。
前月に大きく上昇していた生産指数は3.3ポイント低下。新規受注の指数は再び縮小圏に沈んだ。
米国の製造業は今年に入って一部に明るい兆しが見えていたが、4月のISM指数では勢いを維持することの難しさが示唆された。製造業者は金利上昇や仕入れコストの高止まり、外国市場の低迷といった逆風に引き続き直面している。
ISM製造業調査委員会のティモシー・フィオレ会長は「需要は依然として回復の初期段階にあり、状況改善の兆しが続いている」と発表文で指摘。「サプライヤーは引き続き生産能力を有しているが、原材料サプライチェーンの混乱により、リードタイム(発注から納品までの時間)の改善に取り組んでいる」と述べた。
業種別では、機械、家具、木製品など7つのセクターが活動縮小を報告。9業種は拡大した。
ISMによると、外国顧客からの受注は3カ月ぶりに減少し、受注残は一段と速いペースで縮小した。
顧客在庫は縮小ペースが鈍化し、工場在庫は前月と同水準だった。
雇用に関する指数は7カ月連続で縮小した。ただ、縮小ペースは鈍化した。
統計の詳細は表をご覧ください。
原題: US Factory Activity Shrinks With Price Gauge Highest Since 2022、April US ISM Manufacturing Falls to 49.2, Below Est.(抜粋)
(統計の詳細をさらに追加して更新します)
from ビジネス - 最新 - Google ニュース https://ift.tt/a5L2gpM
via IFTTT
Bagikan Berita Ini
0 Response to "米ISM製造業指数、再び縮小圏-仕入れ価格は22年以来の高水準 - ブルームバーグ"
Post a Comment