
<為替> ドルが円やユーロのほか、スイスフランなど広範な通貨に対して上昇した。米連邦準備理事会(FRB)当局者の発言が相次いだことに加え、住宅市場に関する経済指標が好調だったことで、FRBは利下げを急がないとの見方が強まった。
終盤の取引でドルは対円で0.1%高の159.68円。狭いレンジの取引に終始した。1ドル=160円に迫っていることで、政府・日銀が再び為替介入に動くとの警戒感は続いている。
ユーロは対ドルで0.2%安の1.0714ドル。英ポンドはやや上昇の1.2693ドル。
NY外為市場:
<債券> 2年債と10年債の利回り格差が今年初めてマイナス50ベーシスポイント(bp)超に拡大した。その後、この日実施された2年国債入札で強い需要があったことを受けてやや縮小した。
2・10年債の利回り格差は一時、マイナス51.6bpに拡大。昨年12月以来の水準となった。終盤はマイナス50bp程度だった。長短金利の逆転は市場が景気後退を予想していることを示す。
2年債利回りは0.4bp上昇の4.7381%。2年債入札後に上昇幅を縮小した。2年債入札の最高落札利回りは4.706%で、入札前取引の水準を約5bp下回った。応札倍率は2.75倍と、2023年8月以来の高水準となった。
指標となる10年債利回りは0.8bp低下の4.24%だった。
米金融・債券市場:
米国株式市場:
<金先物> 対ユーロでのドル上昇を嫌気した売りが広がり、反落した。中心限月8月物の清算値(終値に相当)は前日比13.60ドル(0.58%)安の1オンス=2330.80ドル。
NY貴金属:
<米原油先物> ドル高や消費者景況感の悪化を嫌気した売りが優勢となり、反落した。米国産標準油種WTIの中心限月8月物の清算値(終値に相当)は、前日比0.80ドル(0.98%)安の1バレル=80.83ドル。9月物は0.79ドル安の80.07ドルだった。
NYMEXエネルギー:
LSEGデータに基づく暫定値です。前日比が一致しない場合があります
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