東京都目黒区で昨年3月、船戸結愛(ゆあ)ちゃん=当時(5)=が両親から虐待を受けて死亡したとされる事件で、保護責任者遺棄致死罪に問われた母親の優里(ゆり)被告(27)に懲役8年(求刑懲役11年)を言い渡した17日の東京地裁判決後、裁判員3人と補充裁判員1人が記者会見に応じた。
裁判員を務めた50代の男性は「児童虐待事件は多いが、この事件は残虐でひどい内容」と指摘。優里被告が夫から心理的DV(ドメスティックバイオレンス)を受けていた点については「いろんな条件が絡み合った問題で、複雑だと感じた」と振り返った。また優里被告には「無事に刑期を終えたら頑張って生きてもらいたい」とも語った。
公判では、被告人質問で優里被告が「私が悪くてどうすればいいか答えが出ない」と泣きじゃくるなど感情的になる場面もあった。50代の女性は「被告は母親として、これから全てのものを背負って生きていかなければいけない」と強調。「率直につらいだろうなと思った」と話した。結愛ちゃんが生前、「ゆるしてください おねがいします」などとノートなどに書いた言葉を残していたことについては「とても賢い子だなと感じた」と語った。
結愛ちゃんと同じ年齢の子供がいるという補充裁判員を務めた40代の男性は「自分の子と被害者を重ね、被害者のつらさや苦しみを想像した」といい、「被害者の苦しみもさることながら、加害者(の被告)が受けたDVも証拠に上がってきた。それらを自分の中でまとめていくのが難しかった」と話した。
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2019-09-17 08:59:00Z
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190917-00000555-san-soci
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