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『新しい生活様式×おもてなし』模索!福島県の旅館...試行錯誤 - 福島民友

 新型コロナウイルスの感染拡大で大きな影響を受けた県内の旅館は、「新しい生活様式」と「おもてなし」を両立させる取り組みを始めている。宿泊客や従業員の安全を確保しつつ、十分に満足できるサービスを提供するには多くの人手や設備が必要になるケースもあり、現場で試行錯誤が続いている。

 【磐梯熱海温泉】「これまで『3密』で売り上げを積み上げてきた業界だというのが正直なところだ」。11日、郡山市の磐梯熱海温泉旅館協同組合が「『新しい生活様式』によるおもてなし研修会」と銘打って行った研修。参加者の一人はこう発言した。

 旅館は人の出入りが多く、施設設備が共有されることが多い。感染拡大に対する関係者の危機意識はひときわ高い。研修では、参加者が具体的な事例を紹介。「料理の説明を簡素化した」「デザートの実演を取りやめた」などの事例を報告した。宿泊客から「サービスが不十分だ」と苦情が寄せられた事例もあったという。

 人との間隔を空けるソーシャル・ディスタンス(社会的距離)を基本とする新様式と従来のおもてなしには反目する部分があり、参加者からは両立の難しさを指摘する意見も出た。

 十分な対策を講じるには人手も必要になる。ある旅館では、ビュッフェを従業員が取り分けて席に届ける方式に変更したところ、食事会場に従来の倍のスタッフが必要になったという。小規模な旅館からは「対策に必要な人員配置が困難だ」という声も上がる。

 同組合の小口憲太朗理事長は「旅館によって規模もおもてなしのスタイルも異なる。どうすれば安心して気持ちよく過ごしていただけるか、お客さまの考え方もいろいろ。それぞれのやり方を見つけていくしかない」とし、対応の難しさを口にした。

 【東山温泉】会津若松市の温泉旅館も対応に追われている。東山温泉の「庄助の宿瀧の湯」は、大浴場や会食場などで密集するのを防ぐため、時差利用を呼び掛けている。また郷土料理を用意した朝食の「おふくろバイキング」は中止している。

 斎藤純一会長(70)は「バイキングを楽しみにしているお客さまも多い。小分けにするなど形式を見直し、早く復活できるようにしたい」と話す。

 御宿東鳳は、施設を運営するオリックス・ホテルマネジメントの方針に基づき、予約受け付けを客室の50%以下に制限し、19日の再開に向けて準備を進めている。

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June 12, 2020 at 07:58AM
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