深刻な不漁が長期化する駿河湾サクラエビ漁について、静岡新聞社は春漁に合わせ3月から5月末まで、漁業者や加工業者らを対象に意識調査を行った。5日までにまとまった結果によると、回答した136人のうち、現在の120隻のサクラエビ漁船について「減船が必要」と答えた人が5割を超えた。新型コロナウイルスの感染拡大による需要減などで水揚げ量が史上最低となった春漁を受け、「乗り子」と呼ばれる船主以外の乗組員のほぼ全員が、経済状況が厳しいと回答。「非常に厳しい」とした乗り子は7割近くに上り、改めて深刻な苦境が浮き彫りになった。
減船が必要と答えた人は53・7%で、「現状維持でよい」の24・3%を大きく上回った。理由に「権利だけ持ち、配分をもらえれば良い。そうすれば維持費がかからない」「水揚げに対して船数が多い」「実際に操業している船が20~30隻なら120隻もいらない」などが挙がった。
一方、「現状維持でよい」と答えた人は「自主規制で実質、減らして操業してきた。減船したら簡単に戻せない」「湾内でエビを探すにはそれなりの船数が必要」とした。
乗り子のうち経済状況について「非常に厳しい」は67・6%で、「厳しい」の26・9%と合わせると94・5%に達した。国からの補償金などが比較的手厚い船主で「非常に厳しい」と答えたのは5割だった。乗り子からは「借金をしないと生活ができない」「200万~300万円あった収入が100万円以下に減った」と切実な訴えもあった。「乗り子への補償をもっとしっかりしてほしい」との意見もあった。
水揚げ金額を漁業者で均等割りする「プール制」では、「一部改革の必要はあるが、維持するべき」と答えたのは49・3%で、「このまま維持するべき」の33・1%を上回った。
自由意見では「乗り子も意見を言える労働組合的なものをつくってほしい」「行政は1次産業の担い手にもっと目を向けてほしい」など組合や行政に対する注文が目立った。
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June 06, 2020 at 11:55AM
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サクラエビ「減船必要」5割超 「生活、非常に厳しい」7割 静岡新聞漁業者調査|静岡新聞アットエス - @S[アットエス] by 静岡新聞
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