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厳戒の寮生活 スポーツ強豪校、感染対策に苦心【新型コロナ】|静岡新聞アットエス - @S[アットエス] by 静岡新聞

食堂に入る人数を3分の1に減らし、同じ方向を向いて食べる選手=18日、沼津市の飛龍高運動部寮

 男子高校サッカーの強豪、立正大淞南高(島根県)で寮生活する部員80人以上が新型コロナウイルスに感染するクラスター(感染者集団)が発生したのを受け、静岡県内で寮を持つスポーツ強豪校が対策に苦心している。多くの生徒が共同生活を営む寮内で完全な対策をするのは難しく、各高校は外部からウイルスを持ち込まないようにと躍起だ。
 水泳部やバスケットボール部、相撲部など約120人が入る飛龍高の運動部寮では、食事の様子が様変わりした。100人を収容できる食堂への入場を多くても30人ほどに制限し、30分刻みで入れ替えている。4~5人で使用していたテーブル席を最大2人に減らし、対面による食事を避けている。水泳部の細川量也顧問は「一番怖いのは食事時。なるべくリスクを減らしたい」と警戒する。
 春の甲子園優勝経験のある常葉大菊川高野球部は、県外出身の寮生が夏休み期間に帰省するのを原則禁止した。外出先も近所のコンビニ店やスーパーだけに限定。杉本陽介副部長は「寮生が外部で多くの人と接する機会を作らないようにしている」と説明する。
 1月に全国優勝した静岡学園高サッカー部は、約5カ所の寮で計120人が生活する。川口修監督によると「6人部屋のところもあり、対策は本当に難しい」のが実情。日帰りの県外遠征も自粛しているが「リスクはどこにでもある」と気が気でない。
 このほかにも入浴時の時間帯をずらすなどの防止策を取り入れる学校もあるが、寮で常にマスクを着用したり、互いの距離を保つことを実践したりするのは現実的に難しい。ある強豪運動部の監督は「注意をしても子どもは密を作ってしまう。対策した上で万一があったら仕方がない」と本音を漏らす。

 ■大会開催にも影響 ハンドで辞退続出
 立正大淞南高男子サッカー部でのクラスター(感染者集団)発生は、全国大会開催にも影響を与えている。富士高女子ハンドボール部は12~14日に山口県で開かれた春の全国選抜大会の代替大会に出場したが、当初20校余りが参加する予定だった大会は8校のみで行われた。淞南高男子サッカー部が四国に遠征していたことが判明し、同地区などからの出場辞退が相次いだためという。
 富士高もメンバーを急きょ3年生10人だけに絞って遠征。同校女子ハンドボール部の石川直樹監督は「会場は感染者を出さないように無観客で消毒の徹底をするなど厳戒態勢の運営だった」と話した。

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August 22, 2020 at 08:37AM
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