全米ホームビルダー協会(NAHB)とウェルズ・ファーゴがまとめた住宅市場指数は2022年に入って毎月低下し、12月は新型コロナウイルスがパンデミック(世界的大流行)に陥った直後を除いて、約10年ぶりの低水準となった。住宅ローン金利や建設コストが高水準にあることが響いた。
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![US Homebuilder Sentiment Extends Record Decline in 2022 | Gauge sits at lowest in a decade excluding onset of pandemic](https://assets.bwbx.io/images/users/iqjWHBFdfxIU/iH.RT8ZXUGsk/v2/pidjEfPlU1QWZop3vfGKsrX.ke8XuWirGYh1PKgEw44kE/60x-1.png)
米金融当局の積極的な利上げに伴い、今年は住宅ローン金利が急上昇し、住宅需要に大打撃となった。これに加えて、資材や労働のコスト上昇で建設費用が割高になっており、建設業者のセンチメントや新規の建設を圧迫した。
今回の統計では、建設業者の62%が販売拡大に向け奨励策を活用していることが示されたが、需要は抑制された状況が続いている。
一戸建て販売の現況指数は低下し、12年半ば以来の低水準と並んだ。購買見込み客足指数も低調な水準にとどまった。
今後6カ月の販売見通し指数は4月以来の上昇となった。ただ、同指数は大きく落ち込んだ水準にとどまり、過去10年で2番目に低い水準と一致した。
NAHBのチーフエコノミスト、ロバート・ディエツ氏は「住宅の低調な状況は2023年に入っても続くとNAHBでは見込んでいる」と発表文で説明。「現在ならびに将来の全米での住宅不足や、24年の米金融緩和で想定される住宅ローン金利の低下を踏まえれば、24年には回復すると予想する」と続けた。
地域別では南部がやや改善した。
統計の詳細は表をご覧ください。
原題: US Homebuilder Sentiment Extends Record Decline to 12 Months(抜粋)
(統計の詳細を追加し、更新します)
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