山本恭介
米国の著名な投資家ウォーレン・バフェット氏(92)が11日、朝日新聞などのインタビューで日本株への投資拡大に意欲を示したことで、東京株式市場で商社株が急伸している。前日比で5%、株価が上がった商社もある。
バフェット氏は11日午前、朝日新聞の単独インタビューに応じ、2020年から本格的に投資している日本の5大商社の株式保有比率を7・4%まで高めたと明らかにした。
市場ではこの発言などが好感され、5大商社の株が一斉に買われた。丸紅は一時前日比5・0%高、三井物産は同3・7%高、住友商事は同3・3%高、伊藤忠商事は同3・2%高、三菱商事は同3・0%高と軒並み、株価が大幅に上昇した。
バフェット氏が会長兼最高経営責任者(CEO)を務める米投資会社バークシャー・ハサウェイは20年8月、日本の5大商社の発行済み株式のそれぞれ5%超を取得したと発表。バークシャーは9・9%まで保有比率を高める可能性があると説明していた。
日本の商社を投資先に選んだ理由としてバフェット氏は当時、「世界で合弁事業を展開しており、提携関係はさらに増えるだろう」と指摘。バークシャーが自ら手がける事業などと「互いの利益につながる機会があることを望む」とも述べ、将来的な協業に期待を込めていた。
22年にはこれらの商社株を買い増し、保有比率をそれぞれ6%超に高めたことが明らかになり、商社株の上昇につながっていた。(山本恭介)
有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。
from ビジネス - 最新 - Google ニュース https://ift.tt/ujS7oKR
via IFTTT
Bagikan Berita Ini
0 Response to "5大商社株が急伸、丸紅は一時5%高 バフェット氏の投資拡大に反応:朝日新聞デジタル - 朝日新聞デジタル"
Post a Comment