3年にわたる株式への資金流入が止まった。バンク・オブ・アメリカ(BofA)の26日のリポートが示した。
ストラテジストのマイケル・ハートネット氏が引用したEPFRグローバルのデータによると、投資家は資金を株式から引き揚げ、マネー・マーケット・ファンド(MMF)と債券に投じた。24日までの週は株式から39億ドル(約5400億円)が流出した。流出は3週連続で、年初からの流入額と流出額はほぼ同額になった。
MMFには年初来で約7560億ドルが流入。流入額は2020年以来の大きさ。米利上げ効果が市場に浸透し金融環境が引き締まるに伴い、「6月下旬に再びリスクオフが強まると予想している」とハートネット氏はリポートで説明した。世界の債券ファンドには95億ドルが流入し、9週連続の流入となった。
米国株は今年1-4月に8%余り上昇したが、5月は債務上限問題やリセッション(景気後退)懸念で方向感のない展開が続いている。
今年の株式への資金動向は前3年とは様変わりだ。BofAのストラテジストらによれば、昨年までの3年はそれぞれ1750億ドル、9490億ドル、1820億ドルの流入だった。
ハートネット氏がS&P500種株価指数の売りを勧める水準は4200で、25日終値から約1%高に相当する。24日までの週に米国株ファンドからは15億ドル、欧州株ファンドからは19億ドルが流出した。
原題: BofA’s Hartnett Warns of Equity Stress as 2023 Flows Turn Flat(抜粋)
from ビジネス - 最新 - Google ニュース https://ift.tt/Q3daTIm
via IFTTT
Bagikan Berita Ini
0 Response to "株式に逆風も、年初からの流出と流入がほぼ均衡-ハートネット氏 - ブルームバーグ"
Post a Comment