[ニューヨーク 22日 ロイター] - 米国株式市場は、クリスマスに伴う連休を控え、まちまちで取引を終えた。朝方発表された個人消費支出(PCE)価格指数の伸びが鈍化したことを受け上向いたものの、その後失速した。
商務省発表の11月の個人消費支出(PCE)価格指数は前年同月比2.6%上昇し、伸びは10月の2.9%から鈍化した。伸びが3%を下回るのは2カ月連続。米連邦準備理事会(FRB)が来年3月に利下げに着手するとの見方が一段と高まった。 もっと見る
このほか、11月の耐久財受注は前月比5.4%増。航空機の受注増で全体が押し上げられた。ロイターがまとめた市場予想は2.2%増だった。 もっと見る
こうした経済指標を総合すると、FRBは来年3月にも利下げに着手し、景気後退(リセッション)を引き起こすことなくインフレを抑制する経済のソフトランディング(軟着陸)が実現できる可能性があるとの見方が強まっている。
インガルス・アンド・スナイダー(ニューヨーク)のシニアポートフォリオ・ストラテジスト、ティム・グリスキー氏は「PCE価格指数は前月比では低下に転じ、極めてハト派的だった」とし、「利下げへの一歩となる」と指摘。同時に「来年3月の利下げ観測が出ているが、これは楽観的すぎると考えている」とし、「経済は好調だ。現時点で利下げは必要ない」と述べた。
週足では、主要3指数がそろって8週連続で上昇。連続での上昇はS&P総合500種が2017年終盤、ダウ工業株30種とナスダック総合が19年序盤以来の長さとなる。
この日の取引でS&Pの主要11セクターのうち、一般消費財(.SPLRCD)が唯一下落した。
個別銘柄では、スポーツ用品大手ナイキ(NKE.N)が11.8%安。ナイキは前日、通期売上高見通しを下方修正。コストを管理するため、主要製品の供給削減を計画していることも明らかにした。 もっと見る
ニューヨーク証券取引所では値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を2.25対1の比率で上回った。ナスダックでも1.92対1で値上がり銘柄が多かった。
米取引所の合算出来高は96億3000万株。直近20営業日の平均は125億2000万株。
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