NTTドコモとKDDIは1月6日、石川県・能登半島地震にともない、共同で船舶上に携帯電話基地局の設備を設置した「船上基地局」の運用を開始したと発表した。同日午後から、ドコモ、au、UQ mobile、povo、両社回線を使ったMVNOで通信サービスが利用できるようになるという。
船上基地局は、NTTワールドエンジニアリングマリンが運用する海底ケーブル敷設船「きずな」に、ドコモとKDDIの基地局を設置。衛星アンテナで受信した電波(KDDIはStarlinkを活用)を船上から発信することで、陸路が絶たれて復旧が困難となっている石川県輪島市の一部湾岸エリアを復旧させるとしている。
この取り組みは、NTTとKDDIが2020年に締結した社会課題の解決に取り組む社会貢献連携協定の一環として、災害時の物資運搬などによる相互協力によるものとしている。
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