小林製薬の「紅麹」サプリメントをめぐる健康被害問題で、厚生労働省と大阪市は6日、小林製薬の本社で聞き取り調査を行った。
この問題をめぐっては、小林製薬の「紅麹」の原料を使ったサプリメントで、2024年1月に健康被害が疑われる最初の報告を受けてから小林製薬が問題を公表して自主回収を始めるまでに2カ月余りかかったことがわかっている。
厚労省と大阪市は6日、小林製薬の本社で聞き取り調査を行い、業務の管理体制や問題把握からの対応の経緯などについて確認したものとみられる。
厚労省がこれまでに健康被害で小林製薬から受けた報告では、4月4日時点で5人が死亡し、入院したのは延べ196人、医療機関を受診したのは延べ1120人にのぼっている。
3月30日には、原料を製造していた大阪工場を立ち入り検査し、衛生管理の状況なども調べていて、健康被害の原因究明を進めている。
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