米オープンAIは将来の高度人工知能(AI)システムの安全性確保に注力するチームを事実上解散した。同社の共同設立者でチーフサイエンティストのイリヤ・サツキーバー氏らチーム幹部2人の退社に伴うものだ。
いわゆる「スーパーアライメントチーム」を独立組織として維持するのではなく、自社の安全性目標の達成を後押しするためチームを研究活動全体により深く統合する方向だと、同社はブルームバーグ・ニュースに語った。スーパーアライメントチームは1年弱前に、サツキーバー氏とヤン・ライカ氏のリーダーシップの下で結成された。
オープンAIでは最近、退社が相次いでおり、AI製品開発でスピードと安全性のバランスを取るという同社方針を巡り疑問が再浮上している。AI開発をどれほど急ピッチで進めるかを巡りサム・アルトマン最高経営責任者(CEO)と衝突したサツキーバー氏は14日に退社を発表した。同氏は広く尊敬されている研究者だった。
ライカ氏はそれから間もなく交流サイト(SNS)に「辞任した」と 投稿。事情に詳しい関係者が匿名で語ったところでは、会社側と意見が対立していたライカ氏にとってサツキーバー氏の退社が決定打になったという。
ライカ氏は17日に発表文で、スーパーアライメントチームがリソースの取り合いをしていたと指摘した。数時間後、アルトマン氏はライカ氏の投稿に対し、「もっと多くのことをすべきだという点で彼は正しい。われわれはそうする決意だ」とX(旧ツイッター)で表明した。
原題: OpenAI Dissolves Key Safety Team After Chief Scientist’s Exit (1)(抜粋)
from ビジネス - 最新 - Google ニュース https://ift.tt/8O1fKYU
via IFTTT
Bagikan Berita Ini
0 Response to "オープンAI、安全対策チームを事実上解散-幹部退社に続き - ブルームバーグ"
Post a Comment