[ニューヨーク 7日 ロイター] - 終盤のニューヨーク外為市場では、ドルが大半の通貨に対し上昇した。米連邦準備理事会(FRB)当局者による金利の道筋に関する一連の発言は消化された。
米ミネアポリス地区連銀のカシュカリ総裁は、堅調な住宅市場が一部要因となりインフレ低下が停滞していることを踏まえると、FRBは金利を「長期」にわたり現行水準にとどめる必要があると述べた。ただ、インフレが再び鈍化すれば、FRBが利下げに動く可能性は依然としてあると語った。 もっと見る
FXストリート・ドット・コムのシニアアナリスト、ジョセフ・トレビサーニ氏は、これまでに確認されている以外に一貫したトレンドはなく、市場関係者や一部のFRB当局者が望むほど利下げを示唆する材料はないと述べた。
ドル指数は0.26%高の105.42。ユーロ/ドルは0.18%安の1.0749ドル。
米ドルは対円で2営業日連続で上昇。日本の当局者による新たな介入警告発言はあったものの、今後も日米間の大きな金利差が続くとの観測は根強い。
神田真人財務官は7日午前、「マーケットが投機などで過度な変動、無秩序な動きがある場合は政府が適切な対応を取る必要がある」と述べ、為替介入も辞さない考えを改めて示した。 もっと見る
トレビサーニ氏は「先週までに日銀は大きな動きを見せ一定の成果を上げたが、現時点ではただ静観しているだけだ」と指摘した。
ドル/円は0.55%高の154.73円。
豪ドルは対米ドルで下落。0.53%安の0.6589米ドルとなった。オーストラリア準備銀行(中央銀行)は7日、政策金利のオフィシャルキャッシュレートを市場の予想通り12年ぶり高水準の4.35%に据え置いた。 もっと見る
ポンド/ドルは0.46%安の1.2503ドル。
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