米個人消費支出(PCE)コア価格指数は5月に伸びが鈍化した。年内利下げの論拠を補強する格好となった。
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PCEコア価格指数の前月比は小数点第2位までを見るとわずか0.08%上昇と、2020年11月以来の低い伸びにとどまった。前年同月比の2.6%上昇は2021年3月以来の小幅な伸び。
PCEは前月比0.2%増加。インフレ調整後の実質PCEは0.3%増と、財を中心に堅調な伸びを示し、前月の減少から持ち直した。個人所得は0.5%増加した。
今後数カ月に利下げ開始を検討するとみられる米金融当局にとって、今回の統計は歓迎すべきニュースだ。同当局は今月、年内の利下げ予測を後退させていた。インフレが1-3月(第1四半期)に予想より悪化していたためだ。
KPMGのチーフエコノミスト、ダイアン・スウォンク氏は、「財価格のデフレと弱さが見られ始めつつある。少なくとも9月利下げの可能性が出てきた」と述べた。
金融当局は住宅とエネルギーを除く サービスインフレに注目している。この指標はインフレの根強さをより強く示す傾向がある。5月は前月比0.1%上昇した。
インフレ調整後のサービス支出は0.1%増。航空運賃やヘルスケアが伸びた。財への支出は0.6%増。コンピューターソフトウエアや自動車がけん引した。
統計の詳細は表をご覧ください。
原題: Fed’s Favored Price Gauge Slows, Supporting Case for Rate Cut(抜粋)
(統計の詳細とエコノミストのコメントを追加し、更新します)
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