2019年08月23日19時08分
茨城県守谷市の常磐道で、乗用車の男性があおり運転を受け殴打された事件で、インターネット上で事件に関与したと間違って伝えられ、実名を公表された会社経営者の女性が23日、都内で会見した。女性は「犯罪者扱いで名前と写真が流出し、信じられなかった」と話し、再発防止などを訴えた。
女性側は発信者を特定し、損害賠償を求める方針。名誉毀損(きそん)による刑事告訴も検討するという。
事件では、停車させた車の運転手を殴ったとして傷害容疑で宮崎文夫容疑者(43)が、同容疑者をかくまったとして喜本奈津子容疑者(51)が犯人隠避容疑で、それぞれ逮捕された。
宮崎容疑者は16日に指名手配され、暴行の様子を捉えた映像はテレビやネットで繰り返し流された。映像には顔をモザイク処理された女が携帯電話で様子を撮影する姿があったが、女性がこの女だとして17日未明、ツイッター上に女性の実名や写真が投稿された。
書き込みはネット掲示板などで広がり、女性のSNSには中傷する投稿が殺到。経営する会社にも電話が相次いだ。代理人によると、リツイート(拡散)は10万回を超えるとみられるという。
女性は会見で「ネットにはまだ名前が残っている。安易に間違った情報を広めて責任が取れるのか」と批判。再発防止のため、賠償請求は拡散に関与した人を広く対象にする方針で、代理人は「安易なリツイートが罪になることもある。知らなかったでは済まない」と話した。
2019-08-23 10:08:00Z
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019082301010&g=soc
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