愛知県の東名高速道路で乗用車が後続のワゴン車にあおり行為を受けて、エアガンのようなものを発射された事件に絡み、京都市の名神高速道路上でも8月、男性が運転する車があおり行為を受け、エアガンのようなもので撃たれる被害があったことが捜査関係者への取材で判明した。愛知県警は、愛知の事件について40代の男に器物損壊容疑で逮捕状を取った。関連を調べるとともに、男の行方を追っている。
捜査関係者によると11日朝、報道を見た男性から「8月に愛知の事件に似たワゴン車にあおられ、エアガンのようなもので撃たれた」と県警に相談があったという。男性は8月2日午後9時ごろ、京都市内の名神高速上で、黒のワゴン車から幅寄せやクラクションを鳴らされるなどのあおり行為を受け、エアガンのようなものを発射されたという。男性にけがはなかった。
愛知の事件で男が乗っていたワゴン車と車種が同じだったほか、ナンバーの一部も一致していたという。岐阜県内で見つかったワゴン車は、神奈川県内で盗まれた。男は大阪から東京へ向かう途中で事件を起こしたとみられる。車内からはエアガン1丁のほかナンバープレートのパーツなどが複数見つかっており、愛知県警は男がナンバーを細工して走行し、同様の行為を繰り返していた可能性もあるとみて調べている。【高井瞳】
2019-09-12 11:07:00Z
https://mainichi.jp/articles/20190912/k00/00m/040/207000c
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