23日の東京外国為替市場で円相場は反落した。17時時点は1ドル=138円41~43銭と、前日の同時点に比べ58銭の円安・ドル高だった。米連邦準備理事会(FRB)による金融引き締めが長引くとの見方から、日米金利差の拡大を意識した円売り・ドル買いが出た。
円は一時、138円88銭近辺と2022年11月30日以来およそ半年ぶりの安値をつけた。米ミネアポリス連銀のカシュカリ総裁は22日、FRBが6月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げの見送りを決めても「FRBの利上げ局面が終了したと示さないことが重要だ」と話した。金融引き締めに積極的な「タカ派」で知られるセントルイス連銀のブラード総裁も「今年はさらに0.25%の利上げを2回実施するのが望ましい」と述べた。米金融引き締めが続くとの見方から円売り・ドル買いが出た。
バイデン米大統領と野党・共和党のマッカーシー下院議長は22日、米連邦政府の債務上限引き上げを巡り会談した。バイデン氏が「前進するための話し合いを続けていく」と述べたほか、マッカーシー氏は「これまでになく良い雰囲気だった」と話したとも伝わった。合意に向けて交渉が進むとの見方が円相場の上値を抑えた面もある。
円は対ユーロで続落した。17時時点は1ユーロ=149円51~55銭と、前日の17時時点に比べ58銭の円安・ユーロ高だった。
ユーロは対ドルで小幅に反落した。17時時点は1ユーロ=1.0802~03ドルと、同0.0003ドルのユーロ安・ドル高だった。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
from ビジネス - 最新 - Google ニュース https://ift.tt/DfuhAc1
via IFTTT
Bagikan Berita Ini
0 Response to "外為17時 円、反落 138円台前半 米金融引き締めが長引くとの見方で - 日本経済新聞"
Post a Comment