
「感染したのはあなたの家(うち)か」―。男性の感染が確認された10日午後4時ごろだったと記憶している。市保健所からの連絡のほんの1時間後に自分の携帯電話が鳴った。知人からだった。同日午後8時に市が記者会見で発表するずっと前だった。
「どうして自分たちが…」。感染の事実をなかなか受け入れられない中、男性は感染症指定医療機関に入院。そして自分も、もう一人の同居人とともに保健所から2週間の自宅待機を求められたばかり。混乱した。
その後、「大変なことになってるよ」と別の知人が知らせてくれた。スマホを開くと、感染者として男性の個人情報が挙がっていた。ネット上では同居人の実名、具体的な居住地、関係先までも暴こうとする書き込みが相次ぎ、犯人捜しのようで怖かった。
男性が発症前2週間以内に市外に出ていた―といった「根も葉もないデマ」もネットで見かけた。もう1人の同居人が通う場についても、詮索する問い合わせがあると聞かされた。同居人2人はPCR検査を受け、12日に陰性との結果が出た。市保健所は「発熱などの症状がなければ、検体採取以前の期間は陰性と考えられる」とする。それでも、感染者か濃厚接触者かを尋ねる声は今も、知人らに電話などで寄せられるという。
「大都市と違って、近所のつながりがある地域ではすぐに感染者らが特定されてしまう」と痛感する。家に閉じこもっている今の自宅待機が明けたとしても、その先はどうなるのか。「街を歩けば“新型コロナの人”と言われるかもしれない。元の生活には戻れないかもしれない」と半ば諦めの思いだと語った。
(4月16日)
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April 16, 2020 at 06:51AM
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