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生活の足、路線バス窮地 静岡県内4~5月、コロナ禍で収入半減 「走るほど赤字」回復見えず|静岡新聞アットエス - @S[アットエス] by 静岡新聞

バスに乗り込む利用者。本格的な需要回復は見通せないままだ=5日、静岡市葵区の新静岡バスターミナル

 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、県民の「生活の足」となっている乗り合いバス会社が窮地に立たされている。県バス協会によると、外出自粛による利用者減で、4~5月の売り上げは前年から半減、緊急事態宣言が解除された今も6~7割程度の事業者が多いという。本格的な需要回復がいつになるか見通せず、事業者は不安を募らせている。
 「走れば走るほど赤字だ」。県内バス会社の幹部はかつてない窮状を嘆いた。
 新型コロナの感染拡大に伴う臨時休校が始まった3月上旬から利用者が急減し、緊急事態宣言発令後は平日で6割、休日で8割以上の落ち込みとなった。このバス会社はコスト削減などのため減便に踏み切ったが、「車内が混雑して感染リスクが高まる」などと苦情が寄せられた。
 各社は感染防止対策を講じながら、需要回復を待ち望む。遠州鉄道(浜松市中区)は学校再開のタイミングに合わせ、5月下旬から平日ダイヤに復帰。降車ボタンの消毒や、運転士との距離を保つため最前列の使用禁止など対策を強化する。伊豆箱根バス(三島市)は運転席付近に飛沫(ひまつ)感染防止シートを設置した。
 ただ、利用者が元に戻るかどうかは見通せない。しずてつジャストライン(静岡市葵区)は6月から、朝夕のラッシュ時の便数を増やしたが、利用者は前年より3~4割少ないまま。今後は利用状況に応じて柔軟にダイヤを見直す方針だ。
 県バス協会によると、乗り合いバスは平常時でも赤字のケースが多く、自治体の補助を受けながら路線を維持しているのが実情。急激な経営悪化を受け、5月下旬には県に減収分の補塡(ほてん)や収束後の需要喚起策の支援などを緊急要望した。
 需要低迷が長期化すれば生活路線の維持にも影響が出かねない。同協会の堀内哲郎専務理事は「過去に経験のない需要の落ち込みだ。運行の維持は公共交通機関の使命だが、事業者独自の取り組みでは難しい」と訴える。

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June 08, 2020 at 05:36AM
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