26日の東京外国為替市場ではドル・円相場が1ドル=140円台から小幅反落している。米国の追加利上げ観測の高まりを背景に米金利上昇とともにドル高・円安が進んだ流れが一服。半年ぶりの大台でドル売りも出やすく、米債務上交渉の進展が待たれる中、週末や米国の3連休を前にやや上値が重くなっている。
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あおぞら銀行の諸我晃チーフマーケットストラテジストは、「債務上限問題が週をまたぎそうということで少し円高にいったところもあるし、政府高官から為替に関するコメントも出ているため、少し上値が攻めづらい」と指摘。もっとも、米金利の基調は上向きで、ドル・円は底堅いと話す。
25日の海外市場では堅調な米経済指標を受けて米国債利回りが上昇。金利スワップ市場では、7月までに0.25ポイントの追加利上げが実施される可能性がほぼ完全に織り込まれた。
26日アジア時間の米金利上昇は一服しているが、2年債利回りは4.5%台、10年債も3.8%台といずれも3月以来の高水準にとどまっている。
SBIリクイディティ・マーケットの上田真理人金融市場調査部長は「ここまで金利がついてくるとドルを売るのは相当ちゅうちょされる」とし、140円台では「有象無象の売り」も出るが、ドルを買い遅れている向きが多く、ドル・円が下がっても「調整の域を出ない」と指摘。債務上限問題も「最終的には何とかなる」とみられ、ドルが暴落することは考えられないとしている。
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