Search

米国株、ダウ続落で始まる 地銀経営に不透明感 パックウエスト急落 - 日本経済新聞

【NQNニューヨーク=横内理恵】4日の米株式市場でダウ工業株30種平均は4日続落で始まり、午前9時45分時点では前日比246ドル67セント安の3万3167ドル57セントで推移している。米中堅金融機関の連鎖的な経営破綻が警戒され、投資家心理の重荷となっている。米金融政策への不透明感も嫌気されている。

3日夕に身売りや増資などを検討している報じられた地域銀行のパックウエスト・バンコープが急落し、経営の先行き不透明感から地銀のウエスタン・アライアンス・バンコーポレーションやザイオンズ・バンコーポレーションなどにも売りが波及している。ダウ平均の構成銘柄ではJPモルガン・チェースゴールドマン・サックスなど大手金融も安い。

米連邦準備理事会(FRB)は3日の米連邦公開市場委員会(FOMC)声明で利上げ打ち止めの可能性を示唆した。一方、パウエルFRB議長はFOMC後の会見で追加利上げの可能性を排除せず、インフレ懸念を背景に早期の利下げは否定した。FRBの利下げ転換が遅れ、米景気や企業業績を冷やすとの見方が意識された。ダウ平均ではスポーツ用品のナイキなど消費関連株も売られている。

ただ、通常取引終了後にスマートフォンのアップルが発表する四半期決算や5日の4月の米雇用統計を見極めたい投資家は多い。ダウ平均は前日までの3日間で680ドルあまり下げており、ハイテク大手の業績や指標次第で自律反発の動きが広がるとの見方もある。

ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は4日続落している。

Adblock test (Why?)



from ビジネス - 最新 - Google ニュース https://ift.tt/M71HJLW
via IFTTT

Bagikan Berita Ini

0 Response to "米国株、ダウ続落で始まる 地銀経営に不透明感 パックウエスト急落 - 日本経済新聞"

Post a Comment

Powered by Blogger.