19日の債券相場は下落が見込まれる。米国で高水準の政策金利継続懸念から長期金利が4.9%台に上昇し、2007年以来16年ぶりの水準を更新した流れを引き継ぐ。日本銀行の早期政策修正観測も重しになる。
三菱UFJアセットマネジメントの小口正之エグゼクティブ・ファンドマネジャーは、米金利上昇や日銀の政策修正観測により国債は下値を模索する展開を予想する。17日の20年債入札が不調だった背景に「イールドカーブコントロール(長短金利操作、YCC)により金利が経済実体より低く抑えられている可能性があり、19日の流動性供給入札に対しても一定の警戒感がある」と言う。
新発10年物国債利回りの予想レンジは0.81~0.85%(18日は0.805%)、先物中心限月12月物は144円55銭~144円91銭(18日は144円97銭)。
先物夜間取引で12月物は18日の日中取引終値比16銭安の144円81銭で終えた。

流動性供給入札
- 対象は残存期間5年超15.5年以下
- 発行予定額は5000億円程度
- 備考:流動性供給の過去の入札結果 (表)
日銀オペ
- 10年国債を1%の利回りで無制限に買い入れる指し値オペを毎営業日実施
- 債券先物の決済に使われる受渡適格最割安銘柄(チーペスト)対象の同オペも継続
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