台風15号の影響による千葉県の大規模停電で、東京電力パワーグリッドは14日、県南部を中心に約15万軒(午前10時現在)の停電が続いていると発表した。停電発生から6日目となり、軒数はピーク時の約4分の1に減ったが、依然として断水や通信の不通などが続いている。
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復旧までに最長で2週間程度を要するとの見通しが示された千葉県南房総市と館山市、鴨川市、鋸南町。住民たちの疲労は日に日に高まっている。
鋸南町の主婦(74)の自宅では、現在も停電が続く。夫との2人暮らし。暗くなると、ろうそくの明かりなどを頼りに生活している状況だ。
自宅の屋根の大半が吹き飛び、地元の若い男性たちの力を借りてブルーシートを取り付けた。水道は使えるため、手洗いによる洗濯と水のシャワーで何とかしのいでいる。救援物資などで食料は足りているというが、「役場まで色々と受け取りに行くのが一苦労」と漏らす。
復旧までがさらに長期化したことについて、この主婦は「2、3日で復旧できるという話も聞いていたので、がっかり。我慢することしかできないのがつらい」とうなだれた。
「台風15号による大規模停電・避難生活を乗り切るために」はこちら
2019-09-14 05:28:00Z
https://www.yomiuri.co.jp/national/20190914-OYT1T50228/
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