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円は対ドルで147円台後半、米軟着陸期待と日銀政策修正観測が綱引き - ブルームバーグ

26日の東京外国為替市場の円相場は1ドル=147円台後半で推移。日本銀行による早期マイナス金利解除が意識される中、東京都区部消費者物価指数(CPI)の発表に向けて買われた後、物価の予想以上の伸び鈍化を受けて売り戻された。一方で、米長期金利低下を受けたドル売りや週末を控えたポジション調整が円の下値を支えた。

 
  • 円は午後3時22分現在、対ドルで前日比0.1%安の147円77銭。ここまでのレンジは147円48銭から147円85銭

  スタンダードチャータード銀行の江沢福紘フィナンシャルマーケッツ本部長は、1月の東京CPIが市場予想を下回ったことに円売りで反応したが、「週末で新規でポジションを構築するよりも今までの円売りの手じまいの動きがある」と指摘。「米金利が前日から低下してきている流れもある」と話した。

前日からのドル・円相場の動き

  1月の東京都区部CPI(生鮮食品を除くコア)は前年同月比1.6%上昇と市場予想を下回り、1年8カ月ぶりに日銀が掲げる物価目標の2%を割り込んだ。23日の日銀金融政策決定会合以降、早期マイナス金利解除観測が再燃し、円金利の上昇が円高圧力となってきたが、物価指標の下振れを受け、円買いが一服した。

1月の東京消費者物価1.6%上昇、1年8カ月ぶり2%割れ

  SBIリクイディティ・マーケットの上田真理人金融市場調査部長は、今週の日銀会合を受けてマイナス金利解除の道筋はできたとした上で、「3月にしても4月にしても市場は変更を織り込んだので、一段の円買いというわけにもいかないが、150円を目指して円を売るともなりにくい」と指摘。目先は146円台半ばから148円台半ばの狭いレンジで上下しやすい状況が続くと予想した。

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