米銀行規制当局は、統一金融機関評価システム(UFIRS)に基づく米地銀 ファースト・リパブリック・バンクの格付けを引き下げる可能性について検討している。実施されれば、同行は連邦準備制度理事会(FRB)の緊急貸出制度へのアクセスを制限され得る。
連邦預金保険公社(FDIC)は同行に対し、財務強化につながる取引をまとめる時間を与えてきた。ただ、取引がまとまらないまま数週間が過ぎ、FDICの高官は「CAMELS」格付けと呼ばれる制度に基づくものを含む同行の評価について、連銀窓口貸出制度および先月新設された「バンク・ターム・ファンディング・プログラム(BTFP)」の利用を制限し得る水準に引き下げるかどうか検討している。協議に詳しい複数の関係者が明らかにした。
FDICは決定には至っていない。また、同行幹部がバランスシート強化措置を講じるのを待っており、こうした見解についてまだ警告していない。協議の非公開を理由に関係者のうち数人が匿名で語った。
ファースト・リパブリックの広報担当者とFDIC、FRB、米財務省の報道官はいずれもコメントを控えた。
ファースト・リパブリックはこの数週間、救済の手を見つけられないでいる。増資や保有資産の迅速な売却などの措置は既存の株主にとって痛みを伴い得る。500億-1000億ドル(約6兆7000億-13兆4000億円)相当の資産売却を模索していると伝えられたことなどから、同行の株価は25日の取引で一時50%余り急落した。
FDICはこの数日間に同行のサンフランシスコ本部にスタッフを追加で派遣した。規制当局は同行がシステミックリスクをもたらすとは見なしておらず、FDICはファースト・リパブリックを管財人の管理下に置く可能性を警告するまでには至っていないという。
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原題: First Republic Said to Face Potential Curb on Borrowing From Fed(抜粋)
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